コスパ最強！FP3級を勉強するメリット・デメリットを経験者が解説

こんにちは．らどゆきです．

突然ですが、お金に関する不安はありますか？

お金に関する不安を払拭する唯一の方法は、正しい知識を得て適切に備えることです。

私は「正しい知識」をつけるための手段としてFP3級の勉強を強くおすすめします。

FP3級の勉強法については次の記事をご覧ください。

FP3級を勉強するメリット

FP3級を受検するメリットは次の通りです。

生活に役立つ

FP3級を勉強すると税金制度や社会保障、保険、資産運用、補助金制度、国の補償などの知識を得ることができます。

例えば、高額療養費制度について知っていれば予期せぬ病気やケガで莫大な治療費を支払う必要がなくなります。

逆に知らなければ、高額な治療費の支払いに苦しむことになる可能性があります。

私の義父が予期せぬ入院をしたときに、高額療養費制度を使用できたので支払額を大幅に軽減させることができました。

他にも、節税になる医療費控除やケガのときに使える傷病手当金制度など、多くの補償・制度があります。

これらの制度は知っておくと役に立ちますが、知らないと損をします。

思わぬところで損をしないために、しっかりと知識をつけておきたいですね。

もし仮に、制度の詳細を忘れてしまったとしても「そういえばこんなときのための制度があったな」となるので全然OKです。

お金に関する勉強のきっかけになる

お金に関する勉強をする上で、お金を払って受検することは想像以上に意味を持ちます。

受検をせずに勉強することも可能ですが、挫折する可能性があります。

人生に役立つお金の勉強なのは間違いないですが、知らない用語がたくさん出てくるため最初が一番挫折しやすいです。

また、試験日という明確な終了点があるので、ツラくなっても頑張れます。

勉強を途中でやめてしまうのは、長い目で損する可能性が充分あるため、受検をしてしっかりと勉強することおを強くおすすめします。

お金に関する漠然とした不安がなくなる

老後の不安ってありますか？多くの人が「ある」と答えるのではないでしょうか。

不安に感じるのは「いくら退職金や年金を受給できて、いくら自分で用意すべきなのかよくわからないから」です。

FP3級の勉強をすれば、退職金や年金をいくら受給できるか把握できます。

退職金や年金の額が分かれば、老後にどの程度備えておくべきか判断できます。

ぼったくり商品に騙されなくなる

FR3級の勉強をすることで、マネーリテラシーが向上します。

結果として、手数料が高い商品や、外賀建て保険など、お金が増えにくい商品を購入しないようになります。

FP3級は問題の難易度が低い

FP3級の合格率は70~80%と言われています（ユーキャンのHPより）。

きちんと勉強すれば合格できるため、勉強の目標としては達成しやすくモチベーションを維持しやすいです。

ステップアップにつながる

FP3級に合格すると、FP2級を受検することができるようになります。

FP3級は希少性が低く就職や転職に使いにくいと言われていますが、FP1級や2級になると話が変わってきます。

そのため、FP2級を取得して就職や転職をするための第一歩としてFP3級を取得することは合理的であると言えますよね。

大切な人を守れるようになる

このようなときに、FPの勉強をしていれば、明らかに詐欺的な商品であったり、リスクとリターンが見合っていない商品であることが分かるはずです。

お金に関する知識を学んでおくことで、あなたの大切な人が損をしてしまうことを防げるかもしれません。

FP3級を受検するデメリット

FP3級を受検するデメリットもあります。それは次の通りです。

受験料が必要（FP3級では学科4,000円・実技4,000円）

FP3級を受検するために、8,000円の費用が必要です。

ただし、得られるメリットに比べると、費用対効果は抜群に高いと言えます。

FP3級の資格に希少性がなく、就職や転職に役立てにくい

FP3級の合格率は70~80%なので、しっかりと勉強した人は合格します。

合格率の高さから希少性としては低く、「FP3級は取得するだけ無駄な資格」と揶揄される程です。

FP3級を取得しても就職や転職に役に立てにくいのは事実だと思います。

しかし、FP3級の真骨頂は希少性ではなく、得られる知識にあります！

時間を消費する

勉強するには時間が必要です。

時間は有限で価値のあるものです。

そのため、すでにマネーリテラシーの高い人、勉強に時間を割けない人にはFP3級の受検をおすすめできません。

関心のない分野も勉強が必要

FP3級には6つの分野があります。

そのため、自分に関心のない (関係のない) 分野も学習が必要になります。

ただ、関係がないと思っていても、何が起こるのかわからないのが人生です。

FP3級の受験をおすすめしたい人

これじゃあんまりなので、特にお勧めしたい人をピックアップしますね。

子育て世代

子育て世代がFP3級の勉強をするメリットは次の通りです。

住宅の購入を検討している人

住宅の購入には多くのお金の知識が必要になります。

住宅ローンや固定資産税などの費用を支払ってでも自分たちに住宅が必要なのか、ローンの支払いが可能なのかを考慮することができます。

学生さん

FP3級を勉強して得られるお金に関する知識がたくさんあることは前述の通りです。

学生さんであれば、子育て世代よりも知識の恩恵を受ける機会が多くあります。

FPの知識を取得した上で、人生における重大な選択をすることができるのはとてもうらやましいことです．

FPの知識を存分に使って、人生を豊かなものにしていってほしいと願っています。

FP3級の勉強が役立ったこと【体験談】

過剰な保険を解約できた

「保険大国」と言われる日本において、多くの方は保険に加入しすぎています。

これは、日本で用意されている様々な制度のことを知らず、「なんとなく不安だから」という理由で加入していることが多くあります。

例えば、医療保険の場合、高額療養費制度を知っていれば「いらんやん」ってなりますよね。

我が家の場合には、死亡保険へ過剰に加入していましたが、遺族年金の存在ともらえる金額を把握することで、過剰な死亡保険の保険料を抑えることができました。

学資保険に入らない決断を下せた

少し前まで、「子供の教育資金の準備＝学資保険」のイメージがありました。

加入するかを迷っている時期もありましたが、学資保険で教育資金を準備するよりも、より良い選択枝を知ることができたため、根拠をもって学資保険に入らない決断を下すことができました。

家族に適切な助言をできるようになった

先日、実家にて次のようなやりとりがありました。

このように、家族や両親にも適切に助言できるようになります。

自分が勉強して知識を取得することで、自分だけではなく家族や両親の生活にも良い影響を与えることができました。

まとめ：FP3級の勉強はメリットがいっぱい

FP3級は合格率が高く希少性が低く就職や転職で使いにくい反面、学校教育で学ぶことのできないお金に関する知識を多く得ることが可能です。

個人的には学校教育に取り入れてほしいとさえ考える程、みなさんに勉強してほしいと考えています。

FP3級の学習をして損をする人が少なくなることを願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。