こんにちは。らどゆきです。
マイホームの建築でありがちな問題の一つ、予算オーバー。
こだわりたいポイントがどうしても多くなって、気づいたら予算を大幅にオーバーしていませんか?
予算内が良いのはわかっているけど、せっかくなら快適に過ごせる家を建てたい!
この記事では、そのような人に向けて、予算内に収めるための秘訣をお伝えします。
まずは私の自己紹介をさせてください。
記事を読んで実践することで、予算オーバーを防ぐことができるようになります。
結論として必要なのは次の4つだけです。
- 予算を正確に把握し
- 優先順位を決めて
- ランニングコストも考慮しつつ
- 必要なところに予算を確保する
詳細は以下で解説していますが、そもそも予算ってどうやって決めていますか?
何となくで決めていませんか?
住宅ローンの予算は客観的な数値に基づいて決めるべきです。
注文住宅の建築において、正確な予算を把握できていないまま進んでしまうと
- 予算を少なく見積もりすぎて快適な暮らしができなかった
- 予算を多く見積もりすぎて住宅ローンを支払えない
こんなことになってしまうかもしれません。
予算を正確に把握する最も簡便な方法はお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することです。
こちらの記事でFPに相談するメリットを詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
注文住宅の予算を正しく把握
注文住宅で予算オーバーをしないためには、まず予算を正しく把握する必要があります。
そのためには、キャッシュフロー表が必要です。
キャッシュフロー表で予算を把握
我が家におけるキャッシュフロー表の一部を紹介します。
想定収入と想定支出(ライフイベントや車の買い替えや旅行などによる出費)をもとに、年間いくらまで住宅ローンの支払いに充てれるかを把握できます。
我が家のキャッシュフロー表では、住宅ローンが支出欄の「住宅費」として計上されているため、差異欄の「貯蓄可能額」がプラスであれば問題なくローンの支払いが可能であると判断できます。
年間に支払える金額に金利を加味することで、借入可能額を逆算できます。
そして、借入可能額=予算となります。
キャッシュフロー表で算出した年間の支払い可能額から予算を逆算しましょう
自信がない人はFPに相談
我が家ではキャッシュフロー表をFP(ファイナンシャルプランナー)さんに依頼しました。
自分で作成することもできます。
日本FP協会のHPからテンプレートを入手できます(URL:https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/)。
ただ、いきなり自分で作成するのはハードルが高いと思います。
仮にキャッシュフロー表を正確に作成できても金利の理解が不十分であれば、予算を正確に把握することができないため、自信のない方はFPさんに作成してもらう方が無難です。
そんな方はプロに無料で相談しましょう。
キャッシュフロー表の作成に自信がなければプロに相談しましょう
優先順位を決める
予算に限りがあるため、こだわりたいポイントを決めておきましょう。
こだわりのポイントを決めたら、それ以外はある程度妥協が必要になります。
ここでは、3つの側面から予算の膨張を防ぐための考え方を紹介します。
機能性
快適に過ごすためには機能性が必要です。
高機能にすると快適に過ごせますが、費用がかさんでしまいます。
一方、ケチりすぎると、生活の質が低下し光熱費が高くなります。
そのため、自分たちが快適に過ごすために必要な機能を考えましょう。
必要以上に機能を求めないようにすることで無駄に予算を使わなくなるはずです。
明らかにオーバースペックな機能にお金をかけるのももったいないので、自分たちが快適と思える落としどころを追求しましょう
デザイン性
オシャレで高級感のある装飾にすると満足度は高くなります。
ただし、費用は高額になりがちです。
- 高い素材をそのままに採用せずに、
- 標準的な素材でどうやってオシャレにするか、高級感を出すか
を工夫することで予算を削減できますよ。
建築士さんに相談して、エコカラットの代わりに類似した壁紙を採用してリビングをオシャレにできました。20万ほど予算を低減できました!
間取り・広さ
広いマイホームに憧れがあると思います。
そんなときには、快適に過ごすためにどのくらいの広さが必要かを考えましょう。
予算を削減する最も効率的な方法は坪数を減らすことです。
必要以上に家を広くしないことで予算オーバーを防ぐことができます。
どうやって坪数を抑えれば良いかわからない!という人は、担当の建築士さんに相談するのもありです。
我が家は30坪の平屋で、広さに不満なく快適に過ごせています!
我が家の予算オーバーしないための対策
我が家の予算オーバーを防ぐためにしたことは次の通りです。
- 土地よりも家にお金をかけた
- 廊下を最小限にして延べ床面積を減らした
- 住宅設備のグレードを見直してこだわりたい箇所に絞ってグレードアップした
- 勾配天井で広く感じるリビングにした
- 寝室とトイレの広さを最小限にした
我が家は平屋への希望があったため、広さをある程度妥協して間取りで広く感じれるよう建築士さんと工夫しました!
ランニングコストも考慮する
注文住宅ではランニングコストも無視できません。
これらの出費を考慮して予算を算出しましょう。
自分でわからない場合にはハウスメーカーの営業マンに尋ねると教えてくれますよ。
固定資産税
毎年、数万~数十万の支払いが必要になります。
土地と建物それぞれに税金がかかってきます。
新築戸建てであれば3年間の減税制度が適用され、長期優良住宅であれば5年間に延長される。
我が家の固定資産税は減税されて約20万でした。毎年20万と考えるとなかなかですよね・・・
新築住宅には数万~数十万/毎年の固定資産税が課されます
修繕費
新築であっても経年劣化は避けられません。
快適に暮らすために、修理やメンテナンスが必要になります。
大きな金額になってしまうので、ローンの支払いとは別に日々の積み立てが必要です。
引き渡し日のエピソードが衝撃的だったので、ご紹介します。
ようやく新築に住めることになって嬉しいです。いままで一緒に家をつくってくださってありがとうございました。引き続きよろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします。あ、10年後に点検とメンテナンスがあるので200万ほど貯めておいてくださいね。ニコッ
まじっすか?
予算を考えるときには、修繕費も考慮しておきましょう
光熱費
忘れてならないのが光熱費。
ローンの支払いはいつか終わりますが、光熱費の支払いは一生続きます。
予算を削減するために機能性を犠牲にしすぎると光熱費が高くなります。
つまり、長期的には損をすることになります。
そのため、建築費を抑えるために機能性で妥協しすぎるのはおすすめできません。
建築費を抑えるために機能性をおろそかにすると、光熱費が高くなり長期的に損をします
予算から削らない方が良いこと
初期費用はかかりますが、予算をケチらない方が良いものがあります。
気密性・断熱性
気密性・断熱性が低いと夏は暑く冬は寒くなります。
つまり、快適に過ごしにくくなります。
快適に過ごせないとなんのために家を建てるのかわからなくなっちゃいますよね・・・
また、冷暖房の効率も悪くなるため、光熱費も高くなります。
最高とまではいわずとも、ある程度気密性・断熱性の高い家づくりをしましょう。
ある程度家の性能(気密性・断熱性)を担保しましょう
太陽光発電システム
これも初期費用は数百万単位で必要になりますが、ぜひ採用してほしいです。
前述の通り、光熱費の支払いは一生です。
太陽光で発電した電力を売電・使用することで光熱費を削減できます。
一般的に、もとをとるための期間は10年。
入居後、天候に恵まれず、発電できない日が続いても、長期的にはどこかで元がとれます。
新居で暮らして丸1年の経過として、10年でわずかにマイナスかなという実感でした。11年目には確実にプラスになります。
太陽光発電システムの設置には数百万必要だが、長期的にはプラスになる
まとめ
注文住宅で予算オーバーにならないために次のことが必要です。
- 予算を把握し
- 優先順位を決めて
- ランニングコストも考慮しつつ
- かけるべきものにはお金をかける
ただし、予算を気にしすぎて機能性をおろそかにしてしまうと、快適にくらせずに長期的に損をします。
住宅ローン破綻しないために、特に重要なのは予算を正しく把握することです。
キャッシュフロー表の作成に自信のない方は、お金のプロに相談することをおすすめします。
まずは予算を正しく把握し、予算内でこだわりポイントを詰め込みましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
家づくりのいろははめちゃ役に立ちますね
太陽光って10年で回収なんですね…
技術進歩が必須な分野ですね!
コメントありがとうございます。
回収に10年かかっちゃいますけど、元とった後はプラスにしかならないのでぜひ検討くださいね。
蓄電池を合わせで導入すると停電時にも使えたりしますよ~
注文住宅なぁ~~やってみたいけどキャッシュフローうまく立てれる自身ない
なんせFP資格勉強途中で投げちゃったし・・・
コメントありがとうございます。
自分でやるとどうしても甘くつけちゃったり漏れがあったりしそうですよね。
なので第三者を交えて作成するのが良いかなと思っています。