こんにちは。らどゆきです。
マイホームの選択肢の一つ、注文住宅。
- 注文住宅っていくら必要なの?
- 住宅ローンで失敗したくない!
- 住宅ローン払えるかな?
憧れはあるけど、お金ことが心配ですよね。
それでも、お金の相談って知人にしにくいし、費用がどのくらいなのか知りたいですよね。
そこで、この記事では、注文住宅を実際にたてたらどゆきが、注文住宅の総費用を公開します。
記事を読んでもらうことで、注文住宅にどの程度費用がかかり、その内訳はどのくらいなのかを把握してもらえます。
我が家のケースを参考に、あなたの家ではどのくらいの費用になりそうか、ローンの返済に苦しむことはなさそうかの判断材料にしてもらえたらと思います。
この記事における目標は、これから注文住宅を建てるあなたに、おおよそどのくらいの費用が必要なのかを理解してもらうことです
結論としては次の通りです。
- 我が家の総費用:5,722万円
- 本体+付帯工事費用:3,005万円
- 土地価格:1,900万円
- その他の費用:817万円
注文住宅を建てるためには住宅ローンが不可欠です。
住宅ローンを組み時には、あなたにとっていくらまでなら無理なく支払えるかを把握しないままでは住宅ローン破綻の危険性があります。
家族幸せに過ごすために注文住宅を建てたのに、ローン破綻によって家を失って借金まで抱えてしまう。
こんな悲劇を防ぐためには、キャッシュフロー表を作成して無理なく住宅ローンを返済できる額を把握しておく必要があります。
キャッシュフロー表?何それ美味しいの?
こんな方はぜひお金のプロであるFP (ファイナンシャルプランナー) さんに相談してみましょう。
ローンの返済におびえることなく快適な家で過ごすために、予算をしっかりと把握しておきましょう。
公開情報による注文住宅の平均的な総費用
我が家の総費用を公開する前に、住宅金融支援機構による2021年度フラット35利用者調査による全国的な注文住宅の建築費や土地代をご紹介します。
どなたでも閲覧できますので、ぜひご覧ください。
とりあえずポイントだけ知りたい!という方はこのまま読み進めてください
土地購入なしの総費用
土地購入なしの費用 (単位:万円) | |||||
全国 | 首都圏 | 近畿圏 | 東海圏 | その他 | |
建築費 | 3570 | 3896 | 3740 | 3650 | 3369 |
これは、親が所有している・親から相続した土地などに新たに住宅を建築する場合を意味します。
都会で高く、地方で安くなる傾向が見られます。
土地購入ありの総費用
土地購入ありの費用 (単位:万円) | |||||
全国 | 首都圏 | 近畿圏 | 東海圏 | その他 | |
建築費 | 3011 | 2912 | 2965 | 3105 | 3068 |
土地代 | 1445 | 2221 | 1693 | 1274 | 912 |
合計 | 4456 | 5133 | 4658 | 4379 | 3980 |
土地購入ありの場合は、なしの場合に比べて合計費用が高くなっています。
建築費に大きな差はみられませんが、土地代に地域差があるような印象です。
全国の総費用の推移
全国における注文住宅の費用の推移は次の通りです。
- 土地購入なしの費用は2014年以降、8年連続で上昇
- 土地購入ありの費用は2013年以降、9年連続で上昇
近年はウッドショックで木材が高騰しています。
ウッドショックによって、建築費用が数十万~数百万値上がりするケースが多いです。
今後も建築費用の上昇トレンドが続く可能性は十分にあります。
我が家の注文住宅の総費用公開:土地購入ありで5722万円
注文住宅のスペック公開
我が家のスペックは次の通りです。
- 土地69坪、延べ床面積30坪の平屋
- ハウスメーカー:一条工務店 (i-smartⅡ)
- 全館床暖房
- さらぽか空調 (床冷房あり)
- 耐震等級3級
- 長期優良住宅
本体工事+オプション費用:2868万円
家本体に関連する工事費用の内訳は次の通りです。
- 本体:2,310万円
- 標準仕様外工事(オプション費用):270万円 (うち、ベタ基礎・深基礎で100万円)
- 太陽光発電システム+蓄電池:249万円
- 住宅瑕疵担保責任保険法人検査確認書:5万円
- 確認申請・長期優良住宅手続きおよび諸費用:34万円
付帯工事費用:137万円
付帯工事(ガス工事や屋外の給水・排水工事など、建物本体以外にかかる工事)費用は次の通りです。
- 仮設工事:34万円
- 屋外給水設備工事:23万円
- 屋外排水設備工事:25万円
- 屋外雨水設備工事:24万円
- 残土処理:31万円
我が家では古家付きの土地を購入し、業者に古家の解体を依頼しました。解体後、家を建てるために大量の土を処分する必要が生じたため残土処理費用31万円を支払うはめになっちゃいました・・・
坪単価〇万円に注意!
これまでの費用は家を建てる上で必須の項目です。
そのため、消費者感覚では本体工事費用と付帯工事費用を合算して坪単価を算出すると思います。
しかし、
純粋な本体費用で坪単価〇万円とうたっているハウスメーカーもある
ことに注意が必要です。
我が家の例では、
- 本体費用のみ:2310万円÷30坪=77万円/坪
- 本体工事費用+付帯工事費用:3005万円÷30坪=100万円/坪
このように、どちらで坪単価を算出するかで金額が大きく異なります。
本体費用のみで算出された坪単価で安いと判断して契約したら、想定よりも高くなってしまった
そんなことにならないよう、あらかじめどの費用まで考慮した上での坪単価なのかを確認しましょう!
土地費用:1900万円
我が家では、2100万円の土地を1900万円で購入することができました。
土地探しのエピソードや注意点などをまとめていますので、こちらの記事を参照ください。
その他の費用
これまでに計上していない費用は次の通りです。
(印紙などのこまごまとした費用は割愛しています)
- 外構費用:240万円
- 登記手数料:35万円
- 土地の仲介手数料:73万円
- 古家の解体費用:190万円
- 銀行への融資手数料:132万円
- 火災・地震保険:20万円
- テレビアンテナ工事:8万円
- 電柱の移動:40万円
- 上・下水道加入金:22万円
- 引っ越し費用:5万円
- 家具・家電購入:50万円
- 地鎮祭:2万円(知人に依頼した)
我が家では、上棟式を行いませんでした。また、古家があったので給水管を引き込む工事は不要でした。一般的に、上棟式に20万円、給水管の引き込みに40万円程必要です。
予算の決め方
我が家では、予算を把握するためにFPさんに相談しました。
結果として、自分たちが考えていた予算と支払える予算に乖離があることを気づけました。
予算は「年間支払える金額」と「金利」で算出することができます。
年間支払える金額を把握するためには、キャッシュフロー表が有用です。
正確なキャッシュフロー表を作成するためにはFPに相談することが最も簡単で確実です。
FPに相談するメリットについては次の記事をご覧ください。
注文住宅を建てて後悔しないためにのポイント4選
注文住宅は建てて終わりではありません。
家を建ててしまってから後悔することもあります。
だからこそ、注文住宅を建てた後になって、後悔をしないように次のポイントを実践してください。
- 支払える額で予算を決める
- 優先順位を決める
- ランニングコストを考慮して建てる
- 性能を犠牲にしない
詳しくはこちらの記事をご覧ください。予算オーバーしないための考え方やどこにお金をかけると後悔なく過ごせるのかも紹介しています
住宅ローンの支払いとリスク
これまで支払った感想
我が家では、住宅ローンに約170万円/年を支払っています。
共働きの私たちにとって、無理のない支払い額であり、注文住宅を購入して良かったと感じています。
これは、FPさんに相談してキャッシュフロー表を作成してもらい、我が家の予算を正確に把握できたためだと感じています。
FPさんに相談することで
- 予算
- 備えるべきリスク
を把握することができます。
注文住宅を建築する上で、FPさんへの相談は必須です。
お金で後悔しないためにも、FP1級保持者以外は必ず相談してくださいね。
住宅ローンのリスク
キャッシュフロー表のおかげで今のところ問題なく住宅ローンを支払えています。
ただし、住宅ローンの支払いが困難になるリスクもあります。
働けなくなるリスク
現在の住宅ローン返済は共働き前提で成り立っています。
そのため、夫婦のどちらかが働けなくなった場合、住宅ローンの支払いが困難になります。
死亡やガンになった場合には団体信用生命保険(団信)とその特約によって備えています。
ただし、思わぬ事故やガン以外の病気で働けなくなるリスクはあります。
要介助状態になれば団信の補償対象になりますが、
働けないけどものすごく重症でもない
ような状態になれば、住宅ローンの支払いが難しくなるかなぁと考えています。
子どもが病気になるリスク
子供が病気になった場合、治療のために長期間の入院が必要になります。
子どもが小さい場合、夫婦のどちらかが付き添う必要があり、共働きの維持が困難になります。
そうすると、住宅ローンの支払いが困難になることが予想されます。
我が家のリスクへの考え方
我が家では、❝リスクは0ではないが、その確率は非常に低くリスクを受け入れている❞のが実情です。
理由として、
- 仮に病気や事故になった場合でも一生涯働けなくなることは非常にまれ
- 子供が長期間入院して治療する確率は非常に低い
- ある程度の期間であれば貯蓄することで対応可能
だからです。
リスクに民間保険で備えることもできますが、保健にお金を使うよりも貯蓄額を増やしたり住宅ローンの支払いに充てる方が合理的です
まとめ:我が家の注文住宅の総費用は5,722万円!
我が家の建築総費用は5,722万円でした。
総費用を決めるためにはキャッシュフロー表をもとに予算を計算しました。
予算を正確に把握するためにはFPさんに相談するのがおすすめです。
FPさんに相談することで、備えるべきリスクを知り、ローン破綻のリスクを極力減らしましょう。
せっかく注文住宅を建築するなら、お金の不安なく建てたいですよね。
そして、家族幸せに暮らしていけることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※注文住宅について、ご質問や疑問があれば遠慮なくコメントやお問い合わせください。
いただいたメッセージは全て拝見し、丁寧に回答させていただきます。
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